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スタッフの働き方2026-09-15

連休のシフトは、客より先にキャストが埋まる

秋の連休は、店にとって読みにくい日が並びます。

人が動く時期なので、来る日は来る。一方で、帰省や旅行でごっそり客が抜ける日もある。売上の振れ幅が大きく、前もって読み切るのが難しい。

そこにもうひとつ重なるのが、キャスト側の予定です。連休は、こちらが出てほしい日ほど、向こうも予定を入れたい日になります。

希望を先に集めると、穴が見える

連休のシフトでよくある失敗は、ぎりぎりまで確定しないことです。

「その日は客が来るかわからないから、様子を見てから決めよう」と考えるのは自然です。ただ、キャスト側も同じように待っていられるわけではありません。予定というのは、早く声をかけたほうが押さえられる。店が待っている間に、他の予定が入ります。

先に希望を集めると、たいてい特定の日に休みが集中します。連休の中日、最終日あたりが薄くなることが多い。ここで大事なのは、集中していること自体を問題視しないことです。休みたい日が重なるのは当たり前で、責めても出勤は増えません。

見るべきは、薄い日をどう埋めるかです。全員に均等に頼むのではなく、その日に出られる人に絞って早めに話す。「連休は誰か出てほしい」と全体に投げると、自分のことだと思う人がいないまま日が過ぎます。

満席にしなくていい日を決める

もうひとつの考え方として、全部の日を万全にしようとしない、というのがあります。

連休のうち、明らかに客足が落ちる日があるなら、そこは人数を絞って回すと割り切る。無理に多く出勤させても、席が埋まらなければキャストの実入りは薄くなります。暇な日に出て稼げなかった経験は、次のシフト希望に影響します。

逆に、伸びる見込みのある日には厚く配置する。去年の同じ時期の記録が残っていれば、どの日が動いたかはある程度わかります。感覚だけで「連休は忙しい」と括ると、実態とずれます。

Luna Pos のような POS で日ごとの会計が残っていれば、去年の連休がどう動いたかを日単位で確認できます。全部の日が同じように忙しかったわけではないことが、たいてい見えてきます。

出勤してもらう日ほど、理由を伝える

薄い日に出てもらうとき、「人が足りないから」だけでは動きにくい。

その日に出るとどうなるのか。他の子が少ないぶん席につきやすいのか、常連が来る予定があるのか。本人にとっての意味が見えると、判断ができます。ただし、実際より良く言うのは避けたほうがいい。「忙しいと聞いて出たのに暇だった」が一度あると、次から声をかけても信じてもらえません。

見込みが立たないなら、立たないと言ったほうがまだ良いと思います。「読めないけど出てほしい」と正直に頼むほうが、後から食い違いません。

連休明けの反動も見ておく

連休そのものより厄介なのが、その直後です。

出費が増えたあとの週は、客足が落ちやすい。同時に、キャスト側も連休で生活リズムが崩れていて、体調を崩したり遅刻が増えたりします。ここで無理に詰めると、10月の入り口で人が欠けます。

連休の翌週は、少し余裕を持たせておく。この時期に取りこぼしても、10月以降で十分取り返せます。むしろ、繁忙期の前に人を消耗させないほうが大事です。

決め方を先に共有しておく

連休のシフトでもめる原因の多くは、決め方が見えないことです。

なぜあの子は休めて自分は出るのか。この疑問が残ると、シフトそのものより不公平感が問題になります。先に基準を伝えておけば、少なくとも納得はしやすい。希望を出した順なのか、直近の出勤状況を見るのか、日ごとに必要な人数から逆算するのか。どれでもいいのですが、後出しにしないことだと思います。

秋の連休は、年末までの助走のなかにあります。ここで無理をして関係を悪くするより、10月からの繁忙期に全員が動ける状態を残すほうが、結果的に数字は積み上がります。

連休は、稼ぎ切る日というより、体制を試す日として見ておくといいのかもしれません。

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