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業界知識2026-03-01

キャバクラ開業の流れ——物件探しからオープンまで

キャバクラを開業したい。でも、何からやればいいのかわからない。

許可の話、物件の話、内装の話、採用の話——ひとつひとつは調べればわかるけれど、全体の流れがつかめないと動きづらい。

この記事では、開業準備を時系列で整理します。「何を」「いつ」「どの順番で」やるのかの全体像を掴むことが目的です。ただし、地域や物件の条件で変わる部分も多いので、実際に動く際は行政書士や管轄の警察署に相談してください。


全体のスケジュール感

ざっくりした目安はこうなります。

| 期間 | やること | |------|---------| | 開業 6〜4 ヶ月前 | 事業計画、資金調達、物件探し | | 開業 4〜3 ヶ月前 | 物件契約、行政書士に相談、内装設計 | | 開業 3〜2 ヶ月前 | 内装工事、風俗営業許可の申請 | | 開業 2〜1 ヶ月前 | 審査期間(約55日)、採用活動、備品準備 | | 開業直前 | 許可証交付、研修、オペレーション確認 |

これはあくまで目安。実際は物件の状態や工事の規模で前後します。居抜き物件ならもっと短くなるし、スケルトンからの大規模工事なら長くなる。

大事なのは、風俗営業許可の審査に約55日かかること。これが全体のスケジュールを決める最大のボトルネックになります。


ステップ1:事業計画を立てる

どんな店をやりたいのか

「キャバクラを開業する」と一口に言っても、業態の幅は広い。

  • 高級店(VIP席あり、ボトルキープ中心、客単価3万円〜)
  • 中価格帯(セット料金5,000〜8,000円、指名・ドリンクで単価を上げる)
  • カジュアル店(低単価・回転率重視)

どの業態を目指すかで、必要な資金、物件の条件、採用するキャストの層、すべてが変わる。まず「どんな店をやりたいのか」を明確にするところから始まります。

資金計画

開業にいくらかかるか。ざっくりした目安:

  • スケルトンから作る場合: 2,000万〜4,000万円
  • 居抜き物件を活用する場合: 1,000万〜2,000万円

内訳は、物件取得費、内装工事費、設備費、許認可費用、そして運転資金。特に運転資金(最低3ヶ月分の固定費)を見落としがちなので、ここは余裕を持って確保したい。

開業資金の目安

資金調達の方法としては、自己資金のほかに親族・知人からの借入、ノンバンクのビジネスローンなどがある。日本政策金融公庫の創業融資は、スナックやバーなど「接待を伴わない」飲食店であれば対象になり得るけれど、キャバクラのように「接待を伴う」風俗営業は原則として融資を受けにくいのが実情。自治体の制度融資も、信用保証協会が風俗営業を保証対象外とする場合がある。

現実的には、自己資金+親族からの借入で開業するケースが多い。居抜き物件を活用して初期投資を抑えるのも、資金面では有効な手段です。

事業計画の段階で不安があれば、業界に特化したコンサルタントに相談するのも選択肢の一つ。たとえばキャバクラ経営研究所は、業界歴20年のコンサルタントが経営・集客・採用まで幅広くサポートしている。


ステップ2:物件を探す

場所選びが最初の関門

キャバクラの物件探しは、一般的な飲食店より制約が多い。

まず、用途地域の問題。風俗営業ができるのは原則として商業地域と近隣商業地域。住居系の用途地域では許可が降りない。

次に、保全対象施設からの距離。学校、病院、児童福祉施設などから一定の距離(50〜100m)を確保する必要がある。

物件を見つけたら、契約する前に管轄の警察署か行政書士に「この場所で風俗営業許可が取れるか」を確認する。ここを飛ばして契約すると、最悪の場合「この場所では許可が降りない」となる。

居抜きかスケルトンか

居抜き物件なら内装工事費を大幅に抑えられるし、工事期間も短い。ただし、前の店の閉店理由や設備の状態は必ず確認する。

スケルトンからなら自由に設計できるけれど、費用も工期もかかる。

どちらを選ぶかは、予算とスケジュールとの相談になります。


ステップ3:行政書士に相談する

物件を契約する前に

物件の目星がついたら、行政書士に相談する。契約する前に。

行政書士に確認してもらうこと:

  • この場所で風俗営業許可が取れるか(用途地域、保全対象施設の距離)
  • 内装設計で気をつけるべき構造基準
  • 必要な書類の一覧とスケジュール

行政書士への報酬は20万〜40万円が相場。高いと感じるかもしれないけれど、書類の不備で何度もやり直す手間や、場所の選定ミスで発生する損失を考えると、プロに任せたほうが結果的に安くつくことが多い。

行政書士の選び方

風俗営業許可の申請経験がある行政書士を選ぶこと。一般的な飲食店の許可と風俗営業許可は手続きが違う。風営法に詳しくない行政書士だと、二度手間になることがある。たとえばナイトビジネス専門の行政書士法人ARUTOは、年間300件以上の風営法案件を扱っていて、風営法改正の解説も丁寧にまとめている。こういった専門特化の事務所を探すのがおすすめだ。


ステップ4:物件を契約する

行政書士に場所の確認を取ってから、物件を契約する。

契約時に確認しておくべきこと:

  • 保証金(家賃の6〜12ヶ月分が一般的)
  • 原状回復義務の範囲(退去時にどこまで戻す必要があるか)
  • ビルオーナーの承諾(風俗営業を行うことの承諾が必要な場合がある)
  • 契約期間と更新条件

居抜きの場合は、前のオーナーへの造作譲渡料も発生する。金額は交渉の余地があることが多い。


ステップ5:内装工事

風営法の構造基準を満たす設計

内装業者に依頼する前に、行政書士と内装業者の間で風営法の構造基準をすり合わせておく。

主な基準:

  • 客室の面積が一定以上であること
  • 照明の明るさが基準を超えていること(5ルクス以上)
  • 客室の見通しに関する基準

水商売に特化した内装業者もいるので、風営法の基準を熟知した業者に頼めればスムーズ。ただし数は多くないし、内装にこだわりがあるオーナーは自分で選びたい場合もある。一般の内装業者に依頼する場合は、風営法の構造基準を事前に伝えて、行政書士にも図面を確認してもらっておくのが安全です。

工事期間の目安

  • スケルトンから: 1〜3ヶ月
  • 居抜きの改修: 2〜4週間

工事が完了したら、風俗営業許可の申請を出すことになる。工事完了のタイミングと申請のタイミングを逆算してスケジュールを組む。


ステップ6:風俗営業許可の申請

申請に必要なもの

  • 許可申請書、住民票、身分証明書、誓約書、登記されていないことの証明書
  • 法人の場合は定款・登記事項証明書・役員全員の書類
  • 営業所の平面図・求積図、照明・音響設備の配置図
  • 管理者の書類

行政書士に依頼している場合は、これらの準備と提出を代行してもらえる。

審査期間は約55日

申請後、警察官による実地検査が行われる。内装が基準を満たしているか、図面と実際の状態が一致しているかがチェックされる。

その後、審査期間は約55日。この間は営業できない。

許可が降りるまでの期間も家賃は発生する。この空白期間のコストも事業計画に組み込んでおく必要がある。


ステップ7:採用活動

キャストの採用

許可の審査待ちの間に、キャストの採用を進める。

求人の方法:

  • 業界専門の求人サイト(体入ドットコムなど)
  • スカウト会社からの紹介(厚労省の許可を受けた有料職業紹介事業者なら合法。都心部では一般的な採用ルートの一つ。ただし路上でのスカウト行為は迷惑防止条例違反)
  • SNS(Instagramなどで店のアカウントを作って発信)
  • 知人・スタッフ経由の紹介
  • 体験入店(体入)制度を活用

オープン時のキャスト人数は、箱の大きさと営業スタイルによるけれど、最低でも5〜10名は確保したい。ただし、オープン時に全員が揃わなくても、少人数でスタートして徐々に増やしていく方法もある。

スタッフの採用

ボーイ(黒服)、キッチン、受付。少なくとも2〜3名のスタッフが必要。

経験者がいると心強い。特に付け回し(キャストの配置)を回せるスタッフがいるかどうかで、営業の質が大きく変わる。


ステップ8:オペレーションの準備

許可が降りる前にやっておくこと

  • 料金体系を決める: セット料金、延長料金、指名料、ドリンク料金
  • 給与体系を決める: 時給制かスライド制か、バック率、ペナルティの有無
  • POSを導入する: 開業初日からデータを蓄積するなら、この段階で準備しておく。後から導入するとオペレーションの切り替えで現場が混乱する
  • 仕入れ先を決める: お酒、おしぼり、グラスなどの仕入れルート
  • オペレーションのルールを決める: 開店準備の手順、接客フロー、会計フロー、締め作業の手順

研修

キャストとスタッフに対して、オペレーションの研修をしておく。特に会計フローとPOSの操作は、実際に触って慣れておかないとオープン初日に混乱する。


ステップ9:その他の届出

風俗営業許可と並行して、以下の届出も進めておく。

  • 飲食店営業許可(保健所)— 食品衛生責任者の資格が必要
  • 防火管理者の届出(消防署)— 収容人数30人以上の場合
  • 個人事業の開業届 / 法人設立(税務署)— 課税事業者であればインボイス(適格請求書発行事業者)の登録もこのタイミングで済ませておくと、法人客への対応がスムーズ
  • 労働保険・社会保険関連の届出(従業員を雇用する場合。キャストを業務委託扱いにして社会保険に加入させていない店も多いのが実態だが、実質的に雇用関係がある場合は加入義務がある)

ステップ10:オープン

許可証が届いたら

風俗営業許可証が交付されたら、ようやく営業を開始できる。

オープン初日は、どんなに準備しても想定外のことが起きる。POSの操作でつまずく、伝票の流れがスムーズにいかない、キャストの配置で迷う。

大事なのは、初日の完璧さよりも「データを最初から記録する仕組み」が動いていること。1年後、2年後に振り返ったとき、開業初日からのデータがあることの価値は大きい。


まとめ

キャバクラの開業を流れで見ると:

  1. 事業計画・資金計画 — どんな店をやるか、いくらかかるか
  2. 物件探し — 用途地域と保全対象施設の確認が先
  3. 行政書士に相談 — 物件を契約する前に
  4. 物件契約 — 保証金、原状回復、ビルオーナーの承諾
  5. 内装工事 — 風営法の構造基準を事前にすり合わせ
  6. 風俗営業許可の申請 — 審査に約55日
  7. 採用活動 — 審査期間を使ってキャスト・スタッフを集める
  8. オペレーション準備 — 料金、給与、POS、仕入れ、研修
  9. その他の届出 — 飲食店営業許可、防火管理者、開業届
  10. オープン — 初日からデータを蓄積する仕組みを

全体で4〜6ヶ月。風俗営業許可の審査55日がスケジュールの核になる。逆算して計画を立てること。そして、物件を契約する前に行政書士に相談すること。この2つが、開業準備で最も大事なポイントです。


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